コメ作り~田植え後1か月半の生育状況~
コメ作りの進捗状況についてです。
5月初旬に田植えを行い、ちょうど1か月半ほどが過ぎました。
現在の稲の状況を写真でアップいたします。※NEW※
だいぶ稲の背丈が伸びてきました。
順調に育っています。
ところで、獣(ケモノ)からの農作物を食べられる被害を防ぐために、
電気柵を田んぼの周りに設けているのですが、
一部の田んぼでは、その電柵をすり抜けて、柵の中に入り、稲を食べる強い獣もいます。
獣たちも生きるために必死です。
人間も獣に負けずに、
電気柵を張り巡らしたあとも、対策を講じます。
◆電気柵に草が触れる事によって、電気が地面へ逃げ、
効果を失ってしまわぬよう、田んぼの周囲の草をまめに刈る
◆夜見回りをする
◆爆竹を鳴らす
等々、獣を追い払う術を発揮しています。
人間 VS 獣の戦いは当地域だけでなく、
全国でも繰り広げられているようです。
平成25年度の主要な獣種別の被害金額については、シカが76億円で前年度に比べ7億円減少(対前年8%減)、イノシシが55億円で前年度に比べ7億円減少(対前年12%減)、サルが13億円で前年度に比べ2億円減少(対前年14%減)しています。
農林水産省HP:http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_zyokyo2/h25/
<獣による農作物の被害額ベスト3>
1位:鹿(シカ)
2位:猪(🐗)
3位:猿(サル)
やはり鹿がダントツの1位。
平成25年で75億の農作物被害額をたたき出しています。
たしかに、道を歩けば、棒、ではなく鹿に当たります。
数年前には、家の庭に出現したことがりました。
50m飛ぶエアガンを身体へ当ててもびくともしませんでした。
鹿の数を減らせばいい、
という根本療法が思いつくと思うのです。
しかし、
鹿を退治する「猟師さん」の数も、
高齢化に伴い、特に近所では年々減っているようです。
祖父は猟師だったのですが、数年前に逝去してしまいました。
今後、さらに電柵以外の対策も、必要になってきそうです。
農作物被害のデータを見ていて気になった、
鹿、🐗(猪)、猿の次に被害額の大きい「ヌートリア」という害獣。
何者??
これはおそらく西日本の獣です。
東日本ではあまりいない害獣ではないでしょうか。
少しだけキュートな外形をしていますが、
農家さんにとってはこのヌートリアも敵となる存在です。
そんな人間 VS 獣の生死の戦いの超えた先に、
ふっくらと見事に炊き上がった、おいしい白いホクホクのご飯が
食卓に並んでいるんですね。