備忘録。
おととい、地元の名士が死んだ。よくじいちゃんが生きてたころ、家に来る人だった。
またうちのじいちゃんのともだちがひとり逝った。うちのじいちゃんを覚えてる人間が世界からまたひとり消えた。昨日は火葬だったそうだ。研鑽した肉体も、死んで1日2日で骨になってしまう。脆いものだ。
目に見えるものは脆い。消そうと思えばあっという間。まるでロウソクの火のよう。
対して、目に見えないものはどうだろう。
そもそも、死んでしまったら目に見えない。時間軸のはるかかなたへ飛ばされる。時間という概念は誰が決めたのか。誰でもないのか。人でもないのか。
死んで残らないもの。それは肉体。
死んで残るもの。それは家族。子ども。そして周囲の人間の、「記憶」。
この世界にその人の記憶がある限り、世界に生き続ける。
自身の子どもは記憶であり記録だ。覚えていなくても目鼻顔立ち、ひととなり、何かしら受けつぐものがある。
世界にその人の記憶がなくなっても、子どもさえいれば、なんの偉業も残せずとも、世界に爪痕を残せたことにはなる。
さて、これからどう生きるか。
やりたいことを先延ばしにしていないだろうか。
自分は凡人ということを受け入れよう。
優秀な人に会った時、嫉妬心に燃えていないだろうか。
素直に尊敬し協働する。力を借りよう。
自身は、ありのままで。
上を見ればキリがないが、1人で目指さずとも、みんなでも目指すことはできる。
やれることはやろう。