田舎暮らしの失敗「不便さ」について
ふと、Googleで「田舎暮らし」と検索したら、
こんなキーワードがでてきました。
私自身はUターンでの田舎暮らしを選択したため、衣食住における、
「住」、生活する「住まい」に対しては、不安なく、
すぐに戻れる環境がありました。
しかし、はじめて田舎暮らしをする、
しかも縁もゆかりもない土地だったとしたら、
いろいろと不安だらけだと思います。
田舎暮らしをしたいけど、すぐにはできないし、不安も多いから、
まずは「田舎暮らしの本」を買って読んでみようかな、
という人が多いと想定されます。
その次に多いキーワード、
「田舎暮らし 失敗」・・・
なにをもって失敗なのか、上位の記事を流し読んでみました。
①「不便さ」
②「仕事の選択肢がない」
③「近隣住民同士の交流がうまくいかない」
上記が他の記事に記載してありましたので、
ひとつずつ、好き勝手なぞっていこうかと思います。
①「不便さ」
なにを持って不便さとするかですが、3つに分けてみました。
「移動」「食」「遊び」の不便さです。
はじめに、移動の不便さは感じます。
交通機関について言えば、圧倒的に不便です。
地下鉄で3分おきに電車が動く、なんて夢の世界でしょうか。
「車」がなくともいきれます、が
自給自足をせざるを得なくなりますし、人と会わなくなります。
なぜなら各施設が数キロ単位で、離れているからです。
車がなければ、いずれ、仙人になれるかもしれません。
次に、食に対する不便さです。
外食施設は、東京に比べると選択肢が少ないです。
ラーメンなんかのクオリティも全然及ばないと思います。
しかし、外食施設は少ないですが、スーパーが多くあります。
野菜の値段は都心の7割くらいだったりします。
気仙沼市は、特に魚介類の鮮度は抜群で、
しかもとんでもなく安いです。
サンマが数十円とかカツオが298円とか。
食の選択肢は少ないかもしれませんが、
より質の高い食材を安価で食べれる、
という点は強みだと思います。
なので、おのずと外食が減りました。
伴って、使用するお金の量も減りました。
最後に、遊びの不便さです。
人それぞれ、好きな遊びは違うと思いますが、
近くにディズニーランドはありません。
パーティーピーポーになれる場も(おそらく)ありません。
Q .じゃあ、田舎には娯楽施設が全くないのでしょうか、仙人さん?
A.あります。「パチンコ屋」です。
私が住まう人口7万人の当市において、
9店舗もパチンコ屋があります。
毎日大にぎわいです。
「スーパー」
「病院」
「パチンコ屋」
田舎の賑わっている場所トップスリーです。
暗記必須です。
自身は、川で釣りをしたり、海沿いを散歩をしたり、山を登ったり、
本を読んだり、ネットサーフィンをするだけでも満たされるので、
現状、遊びの不便さは感じていないです。
食や物の流通網は発達しているし、インターネットで情報は取得し放題だし、
東京に行こうと思えば、夜行バス一本で行ける。
もはや田舎と都会という線引き自体、無意味なのかもしれません。
それぞれに良さもあり、悪さもあります。
田舎暮らしは、不便だと思えば不便だし、
不便じゃないと思えば不便ではない。
陳腐ですが、これが答えです。
人生はトレードオフですね。
②以降は気が向いた際に。
ご覧いただき、ありがとうございます。
5月に植えたお米は、順調にすくすく育っています。
inakanohito